観劇:映画「ボヘミアンラプソディー」と「ボン・ジョヴィ」ライブと歌舞伎

観劇:映画「ボヘミアンラプソディー」と「ボン・ジョヴィ」ライブと歌舞伎

音楽を聴くことはいいことだ。2018年に感じたこと。

1、クイーンを題材にした映画「ボヘミアンラプソディー」を見に行った。

クイーンの楽曲が素晴らしいのはもちろんのこと。

フレディの声の美しさ。あのように歌えたら、さぞかし気持ちがいいだろう。

さて、残念ながら、フレディはもういない。フレディのように歌える人はいない。

よって今後はクイーンの楽曲は完成しない、とおもっていた。

もう再現することは不可能かもしれない、でも一方で再現されることを諦めきれずに望んでしまう。

 

フレディ追悼コンサートのジョージ・マイケルの映像を見て、クイーンのボーカルとして向いているのでは、と思ったこともあった。

全く声の異なるポール・ロジャースが加入して活動を一時期行ない、その際コンサートにも行った。

ABBAのマンマ・ミーアのように、クイーンの楽曲によるミュージカルもやっていた。もちろん、コマ劇場まで、観に行った。

 

だから私は否定しない。映画という表現手段も間違っていないことを。

映画を見て、曲を聴き、思い出す。その時、私は何をしていたか。

そして、映画を通し、再びクイーンに、作品に、注目が集まることは、よろこばしきこと。

この映画で初めて曲を聴いて、好きになった!そんな人がいて、そんな体験が出来たのであれば、いいじゃないかと思う。

 

2、11月にボン・ジョヴィを観に聴きに、東京ドームに行った。

夏過ぎだったと思うが、駅のポスターでライブをやることは知っていた。

そんなおりに、ジュリーのコンサートキャンセルの一件があった。

そして思い出した。もしかしたら、ボン・ジョヴィも、もう見れないかもしれない。

チケットサイトを見ると、まだ入手可能。

久しぶりで、チケットの値段にビビるが、ここまできたらプライスレス。

私の原体験は、3枚目と4枚目、特に、ニュージャージーアルバムは最高傑作。

月曜日のの19:00開始に間に合うようにそそくさと会場に向かう。

開始はほぼ時間通りに。

さて、歳をとれば、声だって出なくなるさ。それでもいいのさ。みんなで歌う。

名曲が奏でられ、あっという間に時間は過ぎる。Tokyo roadはやらないよ。

終わった後に余韻に浸り、焼き鳥食べて家に帰る。

 

3、12月の千秋楽、昼の部の歌舞伎を観た。

演目は、幸助餅(こうすけもち)と於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)。

イヤホンガイドで解説を聞きながら、ショーは続く。

幸助餅は、松也と中車。人情物。どちらも悪くない。でも幸せでない。どちらの気持ちもわかります。そんな中、最後の最後に、そうだよね。よかったねとなる。涙なくては見れないストーリー。

於染久松色読販は、とにかく正月前の賑やで艶やかさがある演目。

お染七役を壱太郎。早変わりなどは、イリュージョン。

芸を磨くとはこういうことか。

この美しさは、妖しさは、歌舞伎を観たなという満足感。

昼の部なので、その日の閉店直前の築地場外で、まぐろを買って、帰りました。

 

さて、観劇はいいことだ。一期一会を楽しもう。