観劇:映画「ボヘミアンラプソディー」と「ボン・ジョヴィ」ライブと歌舞伎
- 2019.01.12
- たび
音楽を聴くことはいいことだ。2018年に感じたこと。
1、クイーンを題材にした映画「ボヘミアンラプソディー」を見に行った。
クイーンの楽曲が素晴らしいのはもちろんのこと。
フレディの声の美しさ。あのように歌えたら、さぞかし気持ちがいいだろう。
さて、残念ながら、フレディはもういない。フレディのように歌える人はいない。
よって今後はクイーンの楽曲は完成しない、とおもっていた。
もう再現することは不可能かもしれない、でも一方で再現されることを諦めきれずに望んでしまう。
フレディ追悼コンサートのジョージ・マイケルの映像を見て、クイーンのボーカルとして向いているのでは、と思ったこともあった。
全く声の異なるポール・ロジャースが加入して活動を一時期行ない、その際コンサートにも行った。
ABBAのマンマ・ミーアのように、クイーンの楽曲によるミュージカルもやっていた。もちろん、コマ劇場まで、観に行った。
だから私は否定しない。映画という表現手段も間違っていないことを。
映画を見て、曲を聴き、思い出す。その時、私は何をしていたか。
そして、映画を通し、再びクイーンに、作品に、注目が集まることは、よろこばしきこと。
この映画で初めて曲を聴いて、好きになった!そんな人がいて、そんな体験が出来たのであれば、いいじゃないかと思う。
2、11月にボン・ジョヴィを観に聴きに、東京ドームに行った。
夏過ぎだったと思うが、駅のポスターでライブをやることは知っていた。
そんなおりに、ジュリーのコンサートキャンセルの一件があった。
そして思い出した。もしかしたら、ボン・ジョヴィも、もう見れないかもしれない。
チケットサイトを見ると、まだ入手可能。
久しぶりで、チケットの値段にビビるが、ここまできたらプライスレス。
私の原体験は、3枚目と4枚目、特に、ニュージャージーアルバムは最高傑作。
月曜日のの19:00開始に間に合うようにそそくさと会場に向かう。
開始はほぼ時間通りに。
さて、歳をとれば、声だって出なくなるさ。それでもいいのさ。みんなで歌う。
名曲が奏でられ、あっという間に時間は過ぎる。Tokyo roadはやらないよ。
終わった後に余韻に浸り、焼き鳥食べて家に帰る。
3、12月の千秋楽、昼の部の歌舞伎を観た。
演目は、幸助餅(こうすけもち)と於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)。
イヤホンガイドで解説を聞きながら、ショーは続く。
幸助餅は、松也と中車。人情物。どちらも悪くない。でも幸せでない。どちらの気持ちもわかります。そんな中、最後の最後に、そうだよね。よかったねとなる。涙なくては見れないストーリー。
於染久松色読販は、とにかく正月前の賑やで艶やかさがある演目。
お染七役を壱太郎。早変わりなどは、イリュージョン。
芸を磨くとはこういうことか。
この美しさは、妖しさは、歌舞伎を観たなという満足感。
昼の部なので、その日の閉店直前の築地場外で、まぐろを買って、帰りました。
さて、観劇はいいことだ。一期一会を楽しもう。
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